日本遺産 太宰府
古代日本の「西の都」 〜東アジアとの交流拠点〜

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七重塔跡

七重塔跡

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 七重塔が建っていた塔跡です。

 中央の心柱を据えた礎石の柱座は直径110cmもあります。そのほか礎石が4つ残っていました。
 基壇は、日本では例が少ない二重基壇です。上の基壇は瓦で化粧された「瓦積み基壇」で、一辺16.5m。下の基壇は石敷きされ、一辺17.4mです。これは「府の大寺」と呼ばれた観世音寺の五重塔の基壇(一辺15m)より巨大です。9世紀前半に改修され、当初は東西のみだった階段が、南にもつくられました。そして10世紀末にはこの塔は廃されたようです。こうした遺跡調査の結果をもとに、現在整備されています。

 ここから東へ200mにある「太宰府市文化ふれあい館」の外庭には、この七重塔の模型があります。
 日本に現存する奈良時代の塔を参考につくられた1/10サイズの模型で、屋根には大宰府出土の瓦や鬼瓦を再現した精巧な模型です。七重塔が今も建っていたら・・・と、古色で仕上げていますが、創建時は、色とりどりの瓦、白い壁、朱塗りの柱、緑色の窓といった、華やかな姿だったと想像されます。



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