わが岡に さ男鹿来鳴く 初萩の 花嬬問ひに 来鳴くさ男鹿(巻8-1541) 作者: 大伴旅人(おおとも の たびと) 訳: 私の住む岡に、牡鹿が来て鳴いている。今年初めての萩の花が咲き、牡鹿がやってきて妻問い(求婚)をしているよ。 備考: 作者は、大豪族・大伴氏の長で、政治家・軍人です。また万葉集の編者とされる大伴家持の父です。 この和歌から、旅人邸は「岡」があったと知られ、ここ坂本八幡宮もその候補地の一つとされています。