いちしろく しぐれの雨は 降らなくに 大城山は 色づきにけり(巻10-2197) 作者: 未詳 訳: 時雨らしい時雨が降ったわけでもないのに、大城の山は、もう色づいてきたよ。 備考:山を詠んだ和歌を集めた中の一首です。 「大城の山(おおきのやま)」は、古代山城・大野城が置かれた四王寺山のことです。