銀も 金も玉も 何せむに まされる宝子に しかめやも(巻5-803) 作者: 山上憶良(やまのうえ の おくら) 訳: 銀も金も宝玉も、いったい何になろうか。どんなに優れた宝も、子どもに及ぶものはない。 備考: 愛する子どもたちを思い出して詠んだ和歌です。 作者は、遣唐使の経験もある人物で、このとき筑前国の長官(守)でした。