玉くしげ 蘆城(あしき)の川を 今日みては 萬代までに 忘らえめやも(巻8-1531) 作者: 未詳 訳: 清らかで美しい蘆城の川を今日見たのちは、万代までも忘れられないだろう。 備考: 大宰府の東方には、宝満山を源とする蘆城川が流れています(現在の宝満川)。その風光明媚な中にある蘆城駅家では、大宰府の諸卿大夫や官人らが集まり、宴を催しました。そのときに詠まれた和歌です。