大君の 遠の朝廷と あり通ふ 島門を見れば 神代し思ほゆ(巻3-304) 作者: 柿本人麻呂(かきのもと の ひとまろ) 訳: 天皇の遠く離れた朝廷(大宰府)へと通い続ける海峡を見ると、神代の昔が思われる 。 備考: 大宰府を「遠の朝廷」と詠んだ、有名な和歌です。 作者は7世紀末の有名な歌人で、筑紫に向かう海路で詠んだものです。