古代に筑前国におかれた軍団の一つ、「御笠団」の公印「御笠団印」が、1927年に発見されました。 縦横とも4.2cm、高さ5.2cmの銅印です(国の重要文化財)。いまは東京国立博物館にあります。 古代日本では、数百人から千人の兵士が所属する軍団が各国に数団ずつ置かれました。規定では、健康な成人男性3人に1人が兵士に徴発されることになっており、本籍地に近い軍団に所属しました。 「御笠」は、太宰府地域の地名で、ここの出身者で構成された軍団とみられます。