ここは客館の南隣接地です(左郭16条2坊)。 遺跡調査では、ここの区画の北を限る15条路(15番目の東西道路)の側溝は7世紀末には機能しており、そこから当時の土器がたくさん出土しました。また、この区画の中央を南北に分断する東西溝からも7世紀末の土器や瓦がたくさん出土しています。こうした調査事例は他にもあり、条坊区画が7世紀末に設けられていたことを示す証拠となっています。